レースの魅力
後援・協力:北海道、札幌市、札幌市教育委員会、札幌市スポーツ協会、札幌観光協会、札幌商工会議所、札幌青年会議所、北海道電力ほか(一部予定)
企画・運営:フィールズ
200万都市札幌近郊の手稲山で繰り広げられる秋のトレイルランの祭典「テイネオータム・トレイルチャレンジ」が、今年10月にサッポロテイネで開催されます。日ごろ野山を駆け回っているランナーから、トレイルランは初めてという方まで、自然の中で思い切りスポーツを楽しみたい!という方ならどなたでも大歓迎。種目は20kmコースのソロ、ペア、チームの3カテゴリー。ひとりでストイックに攻めるもよし、二人で力を合わせて走るもよし、仲間でワイワイ楽しむもよし。アフターレースは、同時開催のMt. TEINE Outdoor Fes 2024の会場で飲食の振舞いや著名アスリートのトークショー、モルック体験など様々なイベントにも参加できます。この秋はぜひ、手稲山のアウトドアイベントで充実した1日をお過ごし下さい!
Mt.TEINE Outdoor Fes 2024
テイネオータム・トレイルチャレンジ
企画・運営:フィールズ
テイネオリンピア・スキーセンター
① ソロチャレンジコース(約20km)
② チームリレーコース(5km×10km×5km・約20km)
※チームは1名からでも参加OK。当日会場にてマッチングを行います。
①手稲山頂ラウンドコース
②手稲山麓周回コース
①500名(ソロ)
②100組(ペア・3人チーム)
①②ともに6時間
①男女総合1〜6位
②混成ペア・男子ペア・女子ペア各1〜3位、3人混成チーム1〜3位
①8,500円(ソロ)
②13,000円(ペア)/ 14,000円(3人チーム)
2024年6月22日 〜 9月21日
RUNNETエントリーサイト(※2024年6月22日募集開始)
北欧フィンランドスポーツ
モルック体験
会場:テイネオリンピア・スキーセンター前特設会場
内容:モルック講習会&ミニイベント
参加:フリー
モルックとは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカ(kyykkä)というゲームを元にLahden Paikka社(当時Tuoterengas社)によって1996に開発されたスポーツです。母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイされている気軽なスポーツです。とても簡単なルールで老若男女問わず楽しめます。
オリンピアメダリストと行く
ノルディックウォークツアー
(※開催予定)
会場:テイネオリンピア・遊歩道&スキーゲレンデ
内容:ノルディック複合金メダリスト阿部雅司とテイネの森をポールウォーク
参加:フリー
まるごと手稲マルシェ in ていねやま
(※開催予定)
協力:とくダネ手稲、秀岳荘ほか
会場:テイネオリンピア・スキーセンター前
内容:地元手稲のマルシェとアウトドアでの飲食の振舞い
「サーモン・ポテトスープ」
「エゾシカジビエ・バーベキュー」
「ホッカイ厳選タコ焼き」ほか
参加:フリー
地元手稲で各種情報発信やイベント企画を行っている「とくダネ手稲」が年数回開催しています。地域で活動する個人、団体、企業が一堂に会して行うマルシェで、ショッピングブースから地域住民の文化展示、ステージ発表まで各人各様に楽しめるお祭りイベントです。多くの子供たちを含む来場者で賑わっています。
フィンランドサウナ体験
(※開催予定)
協賛:HARVINA JAPAN
会場:テイネオリンピア特設会場
内容:サウナ入浴体験
参加:(未定)
今年は新たに、約40km地点から「房州アルプス」がコースに加わり、より走りやすい魅力的なトレイルとなりました。本格的なコース整備は2024年11月初旬からを予定しています。
夏季の荒天の影響で部分的に荒れた路面や倒木もありますので、試走を計画されている方はコースをよく確認し、注意して走行して下さい。なお、コースは状況により変更する場合がありますのでご了承ください。
コースガイダンス
本コースは房総半島の南部、鴨川市小湊から富津市金谷を横断する全長約72kmのコースです。
最高地点は元清澄山(標高344m)と比較的低い山稜が連なるルートですが、小刻みにアップダウンを繰り返すため、ひと息入れるポイントの少ない、なかなかタフなコースレイアウトになっています。
トレイル割合は、山間の林道約60%、シングルトラック(本格トレイル)約20%、そして一般舗装道が約20%で、累積標高は約3050mです。
*ITRAポイント3ポイント。
(※2023 年のコース紹介ですがイメージとしてご確認ください。)
スタート ~ コース前半
スタート地点の小湊・誕生寺で太平洋の海辺をタッチして、夜明け前の朝5時出発(ゼッケン1~250 / 251~の2回に分けて5分間隔で出発)。
最初の約4km区間は海岸線の遊歩道を走ります。
そこから朝日を背に受けながら県道・清澄養老ラインの一般道を一気に登り、名刹清澄寺の駐車場第1エイド(標高約300m、10km地点)へ。
*スタートから麻綿原高原に登り一杯水林道〜清澄寺へ続くルートは崩落通行止のため今回は回避。
第1エイドで一呼吸入れた後、いよいよ東京大学演習林に入り、林道から元清澄山に向かうシングルトラックになります。
この辺りは未だ房総半島台風の爪痕が色濃く残るエリア。
走行には支障ありませんが途中鎖場や細尾根もある山岳ルートですので、十分に注意して通行して下さい。
元清澄山一帯は樹齢数百年のモミ・ツガの原生林におおわれた自然環境保全地域。
山頂344mを過ぎるとコースは下り基調の尾根道の登り降りを繰り返し、約5kmで第2エイド(約24km地点)の金山ダム湖に到着。
*金山ダムエイド手前にある人気の赤い吊り橋「金山ダム船代橋」は老朽化のため現在補修中、一部歩行区間となる。
金山ダムを過ぎると5kmほど穏やかな農村地帯を走り、山岳林道の「柚の木線」へ。
このエリアは路面が荒れ一部に崩落跡が残っているため一般車両の進入は不可ですが、洗掘(せんくつ)によりむき出しになったワイルドな林道や、延々と続く切り通しなど岩壁の造形はなかなかの迫力。
足元に注意しながら進むと奥房総の山深い風景に包まれ、辺りには鹿やキョンなどの野生動物の鳴き声がこだまする中を進みます。
途中いくつかの林道を繋ぎ第3エイドを通過します。
コース中盤となる第3エイド(A3)は、林道のコンディションを考慮し当初予定の場所から2kmほど手前の約36km地点に移動しました(コース図参照)。
第3エイドが最初の関門(11時30分までに通過すること)になりますが、大幅に遅れて来るランナーは安全管理の観点から、手前の第2エイド金谷ダムで回収となりますのでご注意下さい(回収の目安時間は10時を予定)。
コース後半 ~ ゴール
コースの中間地点のこのエリアは林道がメインのオフロード。
道路の表層は洗掘の進んだ岩盤が多く点在し、転倒や足を滑らせると打撲、擦過傷、捻挫など大きなダメージとなるため足元に十分注意し、走力に不安のある方は肌の露出の少ないウエアとグローブの着用をお勧めします。
登り下りを繰り返しながら、下り基調のハイペースなコースを進むと45km地点のウォーターエイド(ドリンク中心の簡易エイド)へ。
一息入れたあと県道を横断し「山中林道」を一路西に進みます。コース上にはところどころ落石跡もありますのでご注意下さい。
途中、林道から右に逸れてシングルトラックのトレイルを登りつめます。風の吹き抜ける稜線上をしばらく走った後、紅葉のピークを過ぎた県道「もみじロード」へ駆け降ります。
第4エイド(A4)はその先の52km地点にあります(関門時間13時45分)。レース後半に差し掛かるこのエイドではホットスープといなり寿司などの振る舞いを用意しています。
ここから再び林道に入り房総の山深い地として知られる嵯峨山のふもと、富士山や南アルプスを眺望する通称「房総アルプス」を走りぬけ、そのあとも気の抜けない林道とトレイルを交互に進みます。
コースはいよいよクライマックスの鋸山エリアへ。最後の第5エイド手前、岸壁が連なる採石場跡地は映画やTVのロケ地として利用される異次元のトレイルとなり、辺り一面荒涼とした台地の中を走りますが、窪地にできた池のほとりには渡り鳥が羽を休めるサンクチュアリでもあります。
*石切場跡地のエリアは私有地であり、大会のために特別に許可を得て通行しています。撮影は厳禁となっていますのでくれぐれもご注意下さい(撮影禁止場所には看板が設置されています)。
第5エイド(A5、62km地点)ではおでんや温かい汁物で疲労した身体を整え、最後の難関「鋸山」を目指します。
鋸山はその名の通り鋸の歯のような稜線を連ね、山腹には開山千三百年の歴史を持つ日本寺をはじめ日本一の大仏、千五百羅漢、百尺羅漢など岩石を掘り上げた史跡が散在。また古くから良質な房州石の産地として知られ、石切り跡の特異な景観が広がります。
エリアの入口・日本寺の表参道口が最終関門。16時までに通過する必要があります。
*日本寺境内は歩行区間となります。参拝や拝観の方々が行き交っており、階段が多いため細心の注意を払い、心に余裕を持って通行して下さい。コースは登り基調ですが走らずに“速歩”で、前の人を追い越すときは声をかけるよう努めて下さい。
山頂には回りませんが眼前にそびえる圧巻の岩壁を楽しんだ後、東京湾と金谷港を見下ろす展望スポットの観月台へ。
ここから約400段の階段を一気に下り、石のまち「金谷」の集落を抜けさらに西に進むと眼下に再び東京湾が目に飛び込んできます。東京湾の先には夕日を浴びた富士山が神々しく鎮座しています。
最後は海岸沿いのループを回り、東京湾フェリーの発着点である北港の緑地公園がゴールとなります。
房総半島の東から西へ。朝日を背に受けて走り出し、山深いトレイルと山里の数々をつないで、最後は夕日に向かってゴールする。制限13時間の山の旅は生涯忘れられない想い出となるでしょう。
見事に復興した房総の山の魅力をたっぷりとお楽しみください。